既知の制限事項
OpenTax は Developer Preview(開発者プレビュー版)です。現時点でわかっている制限と未対応の範囲を公開しています。ここに載っていない問題を見つけた場合は、Issue で教えてください。
対象範囲
- 個人事業主(暦年課税)の事業所得 を対象としています。法人の会計・申告には対応していません。
- 不動産所得・給与所得・雑所得・譲渡所得などとの合算、損益通算、純損失の繰越控除には対応していません。
- 所得控除のうち、社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除などは入力値をそのまま使い、証明書類との突合はしません。
- 住民税・個人事業税は 概算 です。自治体ごとの超過課税や森林環境税などは反映していません。
税額計算
- 税額プレビューは確認用の参考値です。申告書の作成や提出を代行するものではありません。
- 税制改正への追従は手動です。年分ごとのルールは
lib/tax/taxYearRules.tsとlib/accounting/periodConfig.tsで管理しており、最新の改正が反映されていない可能性があります。実装済みのルールと出典は 税制ルールと出典 を参照してください。 - 消費税の免税事業者等からの仕入れに係る経過措置と少額特例は、取引日と金額のみで判定しています。基準期間の課税売上高などの適用要件は判定していません。
- 減価償却は定額法を前提としています。定率法・旧定額法・中古資産の耐用年数の見積りなどには対応していません。
e-Tax 出力
- XTX 出力は青色申告決算書(一般用)と確定申告書の一部に相当する内容のみです。
- e-Tax の仕様は年分ごとに改訂されます。出力したファイルは、e-Tax ソフト等で読み込んで内容を必ず確認してください。
- 確認待ちの仕訳が残っている年度は、XTX を出力できません(意図した仕様です)。
運用・セキュリティ
- 利用できるユーザーを制限する許可リストの仕組みがありません。セルフホストする場合は、Firebase Authentication 側で新規登録を無効にするなどの対策をしてください(セルフホストガイド 参照)。
- 1 ユーザー = 1 事業の前提です。複数事業の切り替えや、税理士などとの共同作業のための権限管理はありません。
- リモート MCP 経由の証憑アップロードは、ホスティングのリクエストサイズ上限の影響を受けます(Vercel では約 3 MB)。
- OAuth の動的クライアント登録エンドポイントにはアプリ側のレート制限がありません。必要に応じてエッジでレート制限を設定してください。
- 期限切れの OAuth コード・トークンの自動削除には、Firestore の TTL ポリシーの設定が必要です。
AI エージェントとの連携
- OpenTax は受け取った内容を検証・記録するだけで、勘定科目や税区分の判断が正しいかどうかは判定しません。エージェントが提案した仕訳は、必ず確認画面で内容を確認してから確定してください。
- エージェントによる仕訳は MCP から確定できません(意図した仕様です)。